こんにちは、JBです。5月Week 3ではWeek 2に続き譲歩のフローを学んでいきます。譲歩表現ってたくさんあるんですね…。では、いってみましょう!
譲歩のフロー② 変わらないよ
Key Sentence:I understand it’s a holiday. All the same, we need you to come to work.
(休日であることはわかっています。それでも出社してもらう必要があるのです。)
(2020年度5月号テキスト、Lesson 31)
ポイント:「変わらないよ」
レッスンでall the same、still、nevertheless/nonethelessが取り上げられました。いずれも根底にあるのは「変わらいないよ」という意味。より理解を深めるために今回も辞書を引いてみました。
all the same (それでもやはり):
“前述の内容からは想定しにくいことを述べて話を締めくくるために使用される”(辞書『ジーニアス』より)
still(まだ):
“前述の内容から想定されるものとは対照的な事柄を導入するために用いる”(辞書『ジーニアス』より)
nevertheless/nonetheless (それにもかかわらず):
“前述の内容が事実であることを認めながらそれと矛盾することを導入する”(辞書『ジーニアス』より)
うーん、難しい…。要はどれも「前に述べたことがどうあれ、言いたいことは○○」というときに使うんですよね。
特にstillとnevertheless/nonethelessの使い分けが難しい。
all the sameは「話を締めくくる」とあるので、「いずれにせよ、なんだかんだいっても、とにかく○○だ」と意見や判断や結果をバンと出して締める感じかな?あくまで私個人の感想ですが。
いろんな文に触れて感覚を掴むしかないか。
譲歩のフロー③ 逆向きの力
Key Sentence:We went there in spite of the bad weather.
(悪天候にもかかわらず、私たちはそこに出かけました。)
(2020年度5月号テキスト、Lesson 32)
「~にもかかわらず」の表現にはin spite ofやdespiteがあります。どちらも「spite」が含まれているし、どちらも「~にもかかわらず」という意味をもつし、どう使い分けたらいいの?と疑問に思いました。
もちろん、どちらを使っても文全体の趣旨はほとんど変わらないケースもあります。実際、テキストに以下のように例文が載っています。言い換え可能ということですね。
“We played soccer [despite/in spite of] the rain.”
両者の違いを自分なりにまとめてみました。
in spite of (~にもかかわらず、~を無視して、物ともせず):
「~を無視して、物ともせず」のあたり、断固とした強い語感がありますね。テキストでも、”「事の成就を妨げる逆向きの力=逆境」を感じさせる表現”と説明されています。
実際、テキストや辞書『ジーニアス』の例文をみると、いずれも「悪天候、雨、発熱」にもかかわらず、といった例文が並んでいます。
逆境をものともせず、といった内容の文にぴったりの表現のようです。
despite (~にもかかわらず):
こちらはin spite ofより堅い表現。そして、in spite ofに比べると、「~とは関係なく」くらいの穏やかな語感になるようです。
使い方の共通点
in spite of/despite +(名詞/動名詞)
in spite of the fact that/despite the fact that + 文章
Myなるほど!ポイント
まあ、意味も使い方もほとんど同じなので、使うときに迷うことはなさそうです。
ただし、間違いやすい点が1つ。
despiteにはofはつきません!
譲歩のフロー④ wh語を使った譲歩
Key Sentence:However hard I tried, I couldn’t open it.
(どんなに頑張ってみても、開けることができませんでした。)
(2020年度5月号テキスト、Lesson 33)
「どんなに~でも」の表現
However = No matter how どんなに~(しよう)とも
Whatever = No matter what どんな事(物)が(を)~(しよう)とも
Whoever = No matter what 誰が(を)~しようとも
Wherever = No matter where どこへ(に)~(しよう)とも
Whenever = No matter when いつ~しようとも
Whichever = No matter which どちらが(を)~(しよう)とも
どれもパッと言えるようになりたいです。
譲歩のフロー⑤ whether、ifを使った譲歩
Key Sentence:Whether you like it or not, you have to do it.
(好むと好まざるとにかかわらず、あなたはしなければなりません。)
(2020年度5月号テキスト、Lesson 34)
whether you like it or not (好むと好まざるとにかかわらず):
定型表現ですので、このまままるごと覚えましょう。短く「Like it or not」としてもOK。
if (もし~でも):
ポイント:evenがつくと強調が加わる
テキストより例文を。
“I don’t care if you have no money.”
(あなたにまったくお金がなくても気にしません。)
“I don’t care even if you have no money.”
(たとえあなたにまったくお金がなくても気にしません。)
Myなるほど!ポイント
even ifとeven thoughは違う!
いや~、恥ずかしながら長年誤解していた点。両方とも同じ「たとえ~でも」だと思っていました。
even if は… 仮定の場合に使う
even though …事実の場合に使う
even thoughの例文を辞書『ジーニアス』から。
“Even though you are my friend, I refuse to help you. (いくら友達とはいえ、協力はできない)”
実際にあなたが友達である場合に、even thoughを使うわけですね。
ということは、実際には友達でない場合は以下のようになるんでしょうね。
Even if you are my friend, I refuse to help you. (たとえ友達だとしても、協力はできない)
深い!
5月号ではeven ifとeven thoughの意味が異なるというのが一番の衝撃でした。
ここに「知らなかった」と公開するのが恥ずかしいですが、これで二度と忘れないでしょう(笑)
今回は以上です!
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