パート先の社長の愚痴に耐えられない、という私の愚痴

仕事・転職

こんにちは。パート先でめっきり口数が減ったJBです。もともと仕事中に雑談はあまりしませんが、さらにしゃべらなくなりました。原因は、ちょっとしゃべるきっかけがあるとすぐ愚痴をこぼし始める社長です。愚痴は大きく次の2種類に絞られます。

その1 愚痴を話し出すと止まらない/同じ愚痴を何度も言う

他の社員は外出してしまい社長と私の2人きりになることが時々あります。すると、「今、誰もいないよね?」と確認し、社員に関する愚痴タイムの始まりです。

個人名を出したり、内容によっては伏せたまま話したり。過去に社員がしたミス、社員と掴み合いのケンカになったこと、遅刻が常態化しているため新入社員まで遅刻するようになってしまう、等々。

そんな話を初めて社長から聞かされたのは入社して数日後。

私がどんな人間かも分からないうちからそんなに内部の愚痴を吐き出してくるとは、よっぽどストレスが溜まっているんだなと当初は気の毒に思いました。

2回目の愚痴タイムすぐにやってきました。

「あれ、この話ついこないだ聞いたな」と思いつつも、初めて聞くかのように相手をしました。同じ人に同じ話をしてしまうことはよくありますから。

他の社員が戻ってきたりお客さんが来たりすると話をストップするのですが、そうでもなければ1~2時間は話し続けます。

このようなことが何度も続くうちに気付いたことがあります。

会社や仕事にまったく関係のない話をしていても、社長と話しているといつの間にかまた社員の愚痴が始まるのです。そして、毎回同じ話。

話したのを忘れているのか、それとも覚えているけど話さずにはいられないのか、疑問でした。

後に分かったことですが、私が10回くらいは聞かされた話も、社長は話したことを覚えていなかったようです。

つまり、自分では毎回初めてだと思っていたのです。

こちらから話しかけてしまうと(特に2人きりのとき)、それをきっかけに何度も聞かされた愚痴や新しい愚痴が出てきます。

もう最近では朝と帰りのあいさつ以外はよっぽどのことがない限りこちらから話しかけないようにしています。

その2 どう返していいか反応に困ることをぼやく

これは愚痴というか、「子どもか!!」と突っ込みたくなるようなセリフばかり。

でも現状に対する不満を思ったまま口に出すという意味で、愚痴に分類しました。

仕事と無関係なこともかなりぼやきます。

初めのうちは、おしゃべり好きな気さくな方で入社間もない私が緊張しないようリラックスした雰囲気を作ろうとしているのかな、くらいに受け止めていました。

どうやらそうではありません。単にぼやきグセがついているだけ。

よくぼやくセリフは次のとおりです。

「眠~い」

社員についての考え事をしては、考えがまとまらないうちにうとうとし、ハッと目覚めてまた考え事をする。そんな夜をよく過ごすそうで、日中眠くなるのも当然です。

事務所で椅子に座ってじっと目を閉じたままでいる、または居眠りをしていることが頻繁にあります。

睡眠不足はお気の毒ですが、毎日のようにやられるとこちらも気持ちが萎えます。

私にはどうすることもできないことなので、聞こえなかったフリをしています。

「おなか減った~。○○が食べた~い」

いつともなく時々発するこのセリフ。「ああ、○○っておいしいですよね」とかのリアクションを期待しているのか。

「誰だって言うでしょこんなセリフくらい。大目に見てあげたら」という声が聞こえてきそうです。

でもうっかりリアクションすると、買ってきてと頼まれるか、先述のように話し相手ができたと思って愚痴に引き込まれるかのどちらかなのです。

それが分かってからは、ほぼスルー。

「あ~もう、何もかもうまくいかな~い。嫌になっちゃった」

要するに、「どうしたんですか」と声をかけてほしい。思い通りにならない社員についての愚痴を吐き出したいのです。

初めのうちは話を聞きましたが、だんだん「それは社長にも原因があるのでは」「社長がそんなんじゃ、そりゃ社員はついてきませんよ」と思うことが多くなってきました。

でもさすがにそんなことは言えません。

だから結局スルー。

「何か面白いことな~い?」

これは、私が嫌いなセリフです。

社長が言うから嫌いなのではなく、昔からモヤモヤして違和感を覚えるセリフなんです。

「そんなの自分で探しなさいよ」「ていうか仕事中に言うセリフか」「しかも社長が社員に言うセリフか」とふつふつと苛立ちがこみ上げます。

「面白いと感じることは人それぞれですからね」と言ったら、私にはこのセリフは言わなくなりましたが、先日他の人に言っているのが聞こえました(笑)

こりゃ終わってるわ。

念のために補足しますと、社長は60代男性です。

こんなことだから社員に示しがつかず、誰も言うことを聞かなくなり、また社長の愚痴が増えるという悪循環。

社長だって人ですから上記のようなことを言ったって悪くありません。

問題はタイミング、内容、頻度など、さまざま。

私はあの愚痴に付き合わされるために時給をもらっているんだろうか。

スナックのママさんのようにこやかに受け入れて、話を聞いて、時に明るく励ましてあげられるような人があの社長には必要な気がします。

まさに画像のテーブルに突っ伏している男性のように、社長は毎日のように勤務時間中に事務所のテーブルに突っ伏しています。

「眠い」から寝ているのか、「面白いことがない」し「何もかもうまくいかない」から嫌になって突っ伏しているのか、もはや判別できません。聞く気も起きません。

私は黙って愚痴を聞いてしまっていた

私は過去の記事「愚痴ることのメリットとデメリット」で、自分が愚痴ってしまう件について書いています。

今回の記事を書くにあたってその記事を読み返しました。

周りにいる聞き役はだいたい、①自分の意見を言わず、ひたすら聞いてくれる、②「わかる!」とすぐ同調する、③とにかく前向きなアドバイスをくれる、の3タイプに分かれるということ。

私が一番話しやすいのは①のタイプであるということ。

なんと私は社長の愚痴に対し、①のタイプでした。もちろんスルーするようになる前は、です。

なりたくてそうしていたのではありません。黙って聞いている(フリをする)のが一番楽だったんです。なんかもう私の反応の有無なんてハナから気にせず、口から愚痴が出るに任せている感じだったので。

図らずも、愚痴る人にとって最もありがたいタイプに私はなってしまっていたのかもしれません。

社長からダダ洩れる愚痴を適度に受け流す術を身につけて今の職場で耐え抜くか。

経験を活かして働く道を求めて転職活動をするか。

48歳だというのに、まだまだあがき続けています。

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