【乳がんレポート】放射線治療は折り返し地点通過。ホルモン治療開始。

乳がん

こんにちは。乳がんの手術を終え放射線治療もホルモン療法も受けているのに、何だか乳がんだったことが遠い過去のような気がするJBです。途中経過として、私の身体に起きている変化や今の気持ちなどを記します。

《放射線治療》照射している部分が日焼けのようになってきた

全部で25回放射線治療を受けることになっていますが、折り返し地点を迎える頃、照射している左胸の皮膚が赤くなっているのに気付きました。治療が始まるときに主治医や技師さんからも聞いていたことだし、もらったパンフレットにも書いてあったので「お、これか」という感じ。皮膚の赤みのほかにかゆみを感じたり、カサカサになってきたりもするとのこと。私の場合、この時点ではかゆみもカサカサも少しだけ。

《放射線治療》軟膏が処方される

週に一度医師の診察があります。照射している部分の皮膚が少し赤くなってきたことを伝えると、患部を確認して「クロマイ-P軟膏」という薬を処方してくれました。

医師はその場で軟膏を塗り、上から不織布ののようなものを被せてくれました。

見た目は透明でサラッとしていそうですが、結構こってりした軟膏で何か被せないと下着や肌着にべっとりとついてしまうので、被せるのは必須。

風呂上りなどに自分で毎日やることになるため、同じような布をドラッグストアに探しに行ってみましたが、そのお店にはありませんでした。

あちこち探し回るのも面倒。大きめの脱脂綿なら売っていたので、当面それでいくことにしました。

この軟膏、お風呂で石鹸やボディソープを泡立ててなで洗いしたくらいでは完全には取れません。

初めて塗った日、風呂上りに患部がペタペタしていたのでびっくり!

薬剤師さんに聞いたら、体に残っているからといって悪さをするものではないとのことなので、一安心。

「風呂に入る前になるべく軟膏をティッシュペーパーなどで拭き取ってみては」という薬剤師さんのアドバイスに、「その方法があったか」と納得。

以後そのようにしています。

でも、赤くなっている皮膚をあまり刺激したくないし、手術痕周辺なので触ると痛いしで、そんなにグイグイとは拭き取っていないのが現状。

脱脂綿だと、軟膏にくっついて肌にフワフワと綿が少しまとわりつくという欠点が。ガーゼや不織布だとその煩わしさは起きなさそうですね。

まあ一時期だけのことですしドラッグストア巡りをするのも面倒でもあるので、脱脂綿で継続中。

《放射線治療》他の体調の変化は

結論から言いますと、皮膚の変化以外の大きな体調の変化は「無し」に近いです。

放射線治療によってどんな症状が出るかは、治療する部位、薬との併用の有無、個人差などによって異なるようなので一概にはいえません。

なかには疲れやすい、だるい、気力が落ちるなどの症状を訴える人もいるとか。

私はほぼ以前と変わらずといえますが、強いていえば疲れやすいというのはあるかな。

でもなにしろ48歳。だいぶ前から体力の低下を感じているし、パートとはいえ仕事もしていますので疲れて当然。

疲れやすさは放射線治療のせいばかりではないでしょう。

《放射線治療》垢が溜まってきた!?

放射線治療は残すところ6回ほどという頃、風呂上りに鏡の前で腕を上げ、腋の下を見ました。

何やら黒ずんでいる。くぼみが影になって黒く見えるだけ?にしても角度を変えて見ても黒い。

こすると消しゴムのカスのような黒ずんだ垢がポロポロと落ちるじゃありませんか!

毎日入浴しています、念のため言っておきますが。

手術以来、がんを取った部分とリンパを切った部分はずっと石鹸などの泡で優しくなで洗いを続けています。

放射線治療が始まってからも同様です。

照射位置の印のインクが消えないようインクのところはゴシゴシこすらないように言われていましたから、左の胸と腋の下はかれこれ3か月近くなで洗いです。

腋のくぼみは洗いが足りなかった?

湯舟にも首まで浸かっていたんだけど、それも及ばなかった?

痛いのを我慢してナイロンタオルで少し強めにこすってみました。病院で腋の下を人の目に晒しますからね(ていうか今までその黒ずみを見られてたってことか!)。

で、改めて見てみると…黒ずみはそのままでした。

週に一度の診察時に医師に聞いてみたら、色素沈着だそうで腋の下はなりやすいんだそうです。

黒い消しゴムのカス状のものが出たのは、やさしいなで洗いがずっと続いていたのでナイロンタオルで洗っていたときより垢が出やすかっただけでしょう。

「黒ずんだ垢」ではなく色素沈着で良かった!

《ホルモン療法》始めて1か月

3月から「タモキシフェン」という錠剤を服用しています。

結論からいいますと、体調に変化は感じられません

ホルモン感受性のある乳がんに対してホルモン療法は有効で、服用は5~10年とされています。

私はホルモン感受性が陽性だったのでこの治療をすることになりました。

閉経前と後では異なるホルモン剤が使われるそうで、私は閉経前なのでタモキシフェン。

副作用で更年期に似た症状が起こることがあると聞いていたので、「予定より早く更年期を味わうのか…」と覚悟していましたが。

1日、2日…と服用しても体調に変化は感じられません。

やや拍子抜けしたものの、ホッ。

《ホルモン療法》元気だけど、変化といえば

更年期のような症状とは具体的には、ほてり・のぼせ、月経異常、子宮体がんや血栓等のリスクなどなど。

私は服用を開始する前から月経周期が早まってきていて、「いよいよ私も閉経に向かい始めたかな~」と心づもりをしていました。

ところが、ホルモン療法を開始して初めての月経は遅れてやってきました。

うん、これは不順になってきてる。

他は元気ですが、現時点で確認できている変化は私の場合「月経異常」です。

《ホルモン療法》続けるうえで今後留意していくこと

①子宮体がんのリスクがあるらしいのですが、私の子宮には現在6cmほどの筋腫があることが分かっているので今後どうなっていくか少し不安です。乳がん手術のときの主治医の勧めで、すでに婦人科受診を予約してあります。受診するときに質問してみようと思っています。

②血栓のリスク。これは怖い。水分補給は充分に。長時間のデスクワークになるときは時々立って身体を動かすよう心がける。食生活を改善する。どれも当たり前のことばかりだけど、改めて肝に銘じねば。

若くて健康な時は体のことなど気にかけず食べたいものを食べたし、仕事で無理をして体にも心にも負担をかけて突っ走っていました。

体はそれに応えて、こうして病気になったのかなと反省。

今からでも遅くはない。

これからは自分の心身の声をしっかり聞いて、いたわろう。大切にしよう。

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